WordPressで日付や時間を扱う際は専用関数を使おう

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まえがき

WordPressを使い始めた初心者がよく疑問に感じることのひとつに、「日付を表示する際、PHPの一般的な関数を使うのとWordPressの専用関数を使うのとでは何が違うのか?」というものがあります。

WordPressでは、PHP標準のdate()関数ではなく、専用の関数current_time()get_the_date()を利用するのが推奨されています。

PHP標準の関数とWordPress専用関数の違い

PHPの標準関数date()はサーバーに設定されているタイムゾーンに基づいて日時を表示します。一方、WordPressは管理画面の設定で指定したタイムゾーンに従って日時を表示するように設計されています。

そのため、サーバーが海外にあったり、異なるタイムゾーンを使用している場合、PHP標準の関数では意図しない時刻が表示されてしまうことがあります。

WordPressの関数を使うメリット

  • WordPress管理画面で設定した正しいタイムゾーンで日時が表示される
  • サーバー移転やタイムゾーンの変更時も表示が常に正しく保たれる
  • データベースと連携した日時表示が簡単になる
  • 余計なi18n(国際化)処理を行わず、必要な部分に最適化されているためパフォーマンス面で有利。多数の日時を処理する場面でもサイトの負荷を軽減できる

WordPressでよく使う日時取得関数

現在の日時を取得

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<?php
// WordPressで設定されたタイムゾーンに基づく日時を取得
echo current_time('Y-m-d H:i:s');

投稿の日付を取得

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<?php
// 投稿の日付を表示
echo get_the_date();

投稿の更新日を取得

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3
<?php
// 投稿の最終更新日を表示
echo get_the_modified_date();

あとがき

WordPressで日付や時間を表示するときは、専用の関数を使うことで常に正しい日時表示が可能になります。特に初心者の方は、PHP標準の関数ではなくWordPressが提供する専用の関数を活用することをおすすめします。


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もふもふ

プロフィール

著者
もふもふ
プログラマ。汎用系→ゲームエンジニア→Webエンジニア→QAエンジニア