英語圏ファンの反応:「サメちゃん」から「サバちゃん」への転生

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英語圏ファンの反応:「Gawr Gura」から「Sameko Saba」への転生

2025年半ば、ホロライブENのスターであるGawr Gura(サメちゃん)がホロライブを卒業し、Sameko Saba(さばちゃん)という名前で個人勢VTuberとして再始動しました。この突然の“転生”は、Redditのスレッド、X(旧Twitter)の投稿、YouTubeのコメント欄など、英語圏のファンコミュニティ全体に大きな反響を呼び起こしました。

以下では、ファンたちの反応を、歓迎や応援の声、批判的な意見、驚きや混乱、正体探しの推理合戦、そして大量のミームといったカテゴリに分けて、包括的に紹介します。

ポジティブな反応:応援・歓迎・喜び

Guraを昔から応援してきたファンたちの間では、興奮と励ましのムードが支配的でした。名前は変わっても、中の人が再び配信の場に戻ってきたことに、多くのファンが大喜びしました。

Redditのr/GawrGuraサブレディットでは、モデレーターが「このニュースにみんな大興奮している」とコメントし、Sabaのデビュー関連の投稿がフロントページを埋め尽くしていたと報告しています。

また、r/VirtualYoutubersでは、あるユーザーが「It’s da Saba! I’m so excited for this!(サバだ!めっちゃ楽しみ!)」と歓喜の声を上げており、彼女の個人勢デビューに対する期待感の高さを象徴していました。

YouTubeのコメント欄やXの投稿でも、ファンたちは「サメちゃん」が戻ってきたことに心からの歓迎と安堵を表現していました。たとえば、Redditでは「彼女は緊張していたけど、うまくいったね。嬉しいよ!」といったコメントも見られました。

コミュニティ全体として、Sabaのカムバックを「愛すべきシャークアイドルの新たな旅立ち」として受け止めており、今後も彼女を支え続けると誓っていました。ある楽観的なファンは、次のように書いています:

「Guraのモデルがもう見られないのは悲しい…でも、彼女の比類なき才能とカリスマは、ホロライブを離れても決して消えない。」

そしてGuraのファンであるChumbuds(チャムバッズ)は、その忠誠心をしっかり証明してみせました。彼女のSabaとしてのYouTubeチャンネルは、デビュー前から登録者が急増し、わずか3日で100万人を突破

この圧倒的な勢いは、彼女の熱心なファン層の存在を物語る証拠として紹介されました。

明らかに、大多数のファンは歓喜と励ましの気持ちでSabaを迎えており、彼女のデビューを「シャーク・クイーンの凱旋」として扱っていました。

ネガティブな反応:失望、批判、困惑

圧倒的な応援ムードの一方で、英語圏コミュニティの一部では否定的な声や批判も見られました。一部の自称ファンたちは、Sabaの新しいキャラクターに対して違和感や落胆を示していました。

たとえば、X(旧Twitter)では、SabaのキャラクターデザインをGuraと比較して批判する声がいくつかありました。あるユーザーはニュース投稿へのリプライでこう語っています:

「耳はかわいいけど、それだけ…。本人が楽しければいいけど、正直これはスルーかな。Guraのデザインの方がよかったと思う。」

このように、「Sabaはダウングレードだ」と感じる少数派の意見も存在し、ホロライブ時代の洗練されたデザインの魅力が失われたとする声が見られました。

さらに激しい批判は、Sabaの若々しく“ロリっぽい”外見に集中しました。一部の人々は、それを不快あるいは問題があると感じたようです。

たとえば、配信系ネタが集まるLivestreamFail(LSF)サブレディットでは、デビューの注目度の高さからSabaに関するスレッドが立ち、彼女の幼い見た目に関して熱い議論が交わされました。あるストレートなコメントではこう書かれています:

「このモデル、めちゃくちゃありきたりで退屈。完全に劣化版だし、前より子どもっぽくなってるのがヤバい。今やFBIのロリコンおとり捜査配信かよ。」

つまり、可愛らしいアニメ風の小柄なアバターを使い続けることで、Sabaは“不健全な層に媚びている”と批判する声もあったということです。

これをきっかけに、「ロリ系VTuberとは何か」に関する議論が白熱しました。ある人はこう投稿しています:

「なんでVTuberの見た目って、いつも子どもみたいなんだろう?ロリコンに向けてわざとやってるのかな?」

さらにあるユーザーは、「成功するにはロリコンに訴求するのが一番ってことか」と皮肉を込めて書き込み、多くのファンからは「それは言い過ぎだ」と反発されていました。

また、別の否定的な反応としては、Guraがホロライブを卒業したこと自体に対する「裏切られた」「寂しい」といった感情も少数ながら見られました。ほんの一部のファンは、「Guraはファンが愛したキャラを捨てた」と感じたようです。

とはいえ、こうした卒業に関する不満は、デザインに関する批判よりもずっと少数派でした。全体としてネガティブな声は、Sabaの見た目や、「大人の配信者が子どもっぽいキャラを演じることの奇妙さ」に集中していました。

意見の幅としては、「新モデルがあまり好きじゃない」といった軽いものから、「倫理的に問題があるのでは?」とまで踏み込んだものまでさまざまでした(例:「これはロリコンが性的嗜好を満たすための空間にすぎないのでは?」という疑問)。

重要なのは、こうした批判的な声は一部のフォーラムで目立ったものの、Guraの主要ファン層の中では明らかに少数派だったという点です。

驚きと混乱:「本当に起きてるの?」

Gawr GuraがSabaとして“転生”したことは、多くの人にとって衝撃や困惑をもたらしました。古参のファンはもちろん、にわかファンやVTuberに詳しくない層にも同様です。

まずホロライブファンにとっての驚きは、Cover CorpがGuraの卒業を発表した時点から始まりました。本人は個人的・創造的な理由を挙げていましたが、「世界で最も登録者数の多いVTuber」が突然引退することは、やはり想像しにくい出来事でした。

その後、新しいキャラの存在がささやかれ始めても、多くの人は半信半疑でした。しかしSabaのデビューが正式に確認されると、Redditには驚きのコメントが多数投稿されました。あるユーザーはこう語っています:

「クリップから英語が聞こえてきてビビったw まさかこの日本語名のVTuberがGuraの声出すとは…」

このように、“Guraの声”が聞こえてきた瞬間、Sabaの正体に気づいた人たちは皆、現実感のなさに混乱しつつも興奮していました。

一方、VTuber文化に馴染みのない一般層からは「そもそも何が起きてるのか分からない」という反応も見られました。

Redditの大規模コミュニティでは、「VTuberって転生してもファンを維持できるの? Guraは例外?」といった素朴な疑問が投げかけられていました。それに対して、

「人気のあるVTuberなら、転生後もちゃんとファンがついてくるよ。Gura/Sabaがまさにその証拠。」

という説明もありました。

また、「新しいチャンネルのデビュー配信で同時視聴者20万人超え」という現象に驚いた人も多く、その影響力の大きさに驚嘆する声も目立ちました。

加えて、「Sabaの見た目がGuraと年齢的にもビジュアル的にもかなり似ている理由」についての混乱や議論もありました。

あるVTuber未経験のRedditユーザーはこう書いています:

「なんでVTuberの多くって子どもみたいな見た目なんだ?しかも大人が配信で子どもっぽくふるまってるのって変じゃない?」

これは、Sabaを初めて見た視聴者が抱いた典型的な困惑を表していると言えます。

それに対して古参ファンたちは、「Guraの中の人は実際に背が低くて、声も若々しい。それが彼女の魅力でありブランドなんだ」といった説明をしていました。

それでもなお、「子どもっぽい外見のキャラ」×「大人の配信者」×「熱狂的ファン層」という組み合わせに、初見勢は本気で戸惑っている様子でした。

推測と探偵ごっこ:「SabaってやっぱりGuraなの?」

Sabaのデビュー前後、英語圏のファンたちはSabaの正体がGuraであることを突き止めるために大規模な“探偵ごっこ”を繰り広げました。その過程で、Gura=Saba説を裏付ける数々の証拠がRedditやTwitterで話題となりました。

最も明白な手がかりは「声」でした。SabaがYouTubeに短いオリジナル曲を投稿した瞬間、ファンたちは「Guraの声にそっくり、というか同じ」とすぐに気づきました。

長年Guraを聞き続けてきたファンには、その話し方や歌声のクセが一瞬で分かったのです。YouTubeのコメント欄には「これはGuraに違いない。あの声ならどこで聞いても分かる」という声が多数並びました。

そしてデビュー配信が決定打となりました。Sabaが笑ったり、ある決まったフレーズを言った瞬間、チャット欄は「GAWR?!?」のスパムで爆発。彼女がわざと「gawr」という単語を配信中に口にして“匂わせ”をしたことも決定的な証拠となりました。

しかしファンたちは声だけで終わりませんでした。Reddit上ではさらに踏み込んだ調査が行われ、商標登録やSNSアカウントの変更といった証拠も掘り起こされました

あるRedditユーザーは、デビューの約1ヶ月前にアメリカ・デラウェア州で「Sameko Saba」に関する2件の商標出願がなされていることを発見。それらにはキャラ名だけでなく、魚の尾ひれとセーラー帽が描かれたロゴも含まれていました。

その商標は匿名のLLC(合同会社)による出願でしたが、Gura本人が設立した可能性が高いと推測されています。この情報は新しく作られたr/SamekoSabaサブレディットでも共有され、あるファンは「これでSabaがGuraであることに、ほとんど疑いの余地がなくなった」と興奮気味に投稿していました。

また、かつてGuraが活動していた旧アカウント@Senzawaのプロフィールも更新され、「GuraとSameko Sabaを応援しています」という自虐的な匂わせ文が加えられていました。

これらの手がかりはファンコミュニティで次々に共有され、Sabaが正式デビューするころには、ファンの99%が「中の人はGura」であると確信していたと言っても過言ではありません。ある記事でもこう述べられています:

「Sameko SabaがGawr Guraの新たな姿であることは、ファンの間ではほぼ共通認識となっている。」

要するに、このセクションでの反応は、「推理ゲームを楽しむワクワク感」と「やっぱりそうだった!」という確信の喜びが入り混じったものでした。ファンたちは点と点をつなげ、自分たちの直感が正しかったことを証明する過程を心から楽しんでいたのです。

ミームとユーモアあふれる反応

どんなネット現象にもミームはつきもの。そしてSabaのデビューも例外ではありません。VTuber界隈は遊び心の強い文化が根付いており、今回も多数のネタ投稿やミームが飛び交いました

とくに人気だったのは、「魚モチーフ」ネタです。Sabaという名前は、“Sameko(サメ子)=小さなサメ”+“Saba(サバ)=魚(鯖)”という構成で、Guraの“サメ”キャラ設定と見事にリンクしています。

ファンの間ではこの名前が「可愛すぎる」「センスありすぎ」と話題になり、あるRedditユーザーは「Guraにしか思いつかない名前だわ。『サメ女のサバ』とか笑うw」とコメント。

他のユーザーも「Guraはサメから小魚になった…頂点捕食者から鯖への転職とは大出世(?)だな!」とジョークを飛ばしていました。

また、Sabaの新デザインには猫耳が付いているため、「魚テーマなのに猫耳…つまりキャットフィッシュ(=なりすまし)」というダジャレを使ったネタも大盛り上がり。
あるユーザーは、「サメ子というモチーフは維持してるけど、“キャットフィッシュ”って笑えるw」と楽しげに投稿していました。

こうした“魚”や“サメ”にまつわる言葉遊びやネタ投稿は、TwitterやRedditを中心に大量発生。中には、Sabaのことを“stinky little fish(くさい小魚)”と呼ぶファンも登場。これはGura時代に「くさいサメ」ネタがあったことを踏まえた、ファン同士の内輪ネタです。

さらに、ミーム文化が強いRedditのLSF(LivestreamFail)板では、「Sabaの中の人はGuraではなく、配信者Forsenの変装だ」というギャグまで登場。

これは偶然にも、ForsenがSabaのデビュー直前に配信を終了していたことから、「怪しいな…もしかしてForsenがSabaでは?」という冗談のスレッドが立ち
「She is Forsen(彼女=Forsen)」や「Sabastian Fors(サバスチャン・フォース/Saba+Forsen)」といったジョークが何百件も高評価を集めました。

つまり、TwitchやReddit文化のユーザーたちが、VTuber界の大事件を自分たち流に面白おかしく取り上げたのです。

X(旧Twitter)でも、心温まるものからウィットに富んだものまでさまざまなミームが投稿されました
中には、Sabaのデビューを「Gawr Guraの復活祭」と呼び、人々が跪く画像や「女王の帰還」を祝うイラストを貼る投稿もありました。

また、スクービー・ドゥーの“犯人の正体を暴く”シーンのミームで、Sabaの仮面を外すと中からGuraが出てくる画像も拡散され、「みんな分かってたよな!」というノリで盛り上がっていました。

全体的に、こうしたミーム反応は悪意のない、和やかで遊び心あふれるものでした。批判的な人でさえも、例えば「FBI honeypot(ロリコンをおびき寄せる罠)」という表現を皮肉で使ったり、笑いを交えながら意見を述べる傾向がありました。

一方、応援派のファンたちは、可愛いファンアートやネタ画像も多数投稿。例えば、水槽の中に入った小さな魚の姿のSabaが「a」とつぶやくイラスト(Guraの持ちネタ)などが話題となりました。

総じて、ミーム投稿の雰囲気は「お祝い」と「おふざけ」のミックスであり、コミュニティ全体がこの大ニュースを楽しんでいる空気に包まれていました。

結論:全体的なトーンと傾向

まとめると、Gawr GuraがSameko Sabaに転生したことに対する英語圏ファンの反応は、非常に活発で多面的なものでした

VTuberに特化したコミュニティ(Redditのファン系サブレディット、YouTubeのコメント欄、Twitter/Xのスレッドなど)では、全体として圧倒的にポジティブなトーンが支配しており、興奮、安堵、そしてSabaの新たなスタートへの応援に満ちていました。

長年のファンたちは、まるで「名前や姿が変わっても、私たちは応援し続ける」と言うかのように温かく彼女を迎え入れました
この支援の気持ちは、記録的な視聴者数とチャンネル登録者数として現れ、コミュニティが「推し」に付き続ける意志を強く示しました。

盛り上がりの中で、ファンたちはミームや内輪ネタを通して楽しく情報を共有し合い、場の空気を和ませるユーモアも忘れませんでした。

一方で、特に一般層の間では、論争や混乱といった流れも確かに存在しました。
一部のファンや論者からは、Sabaのキャラクターデザインや幼い外見が持つ意味について懸念や批判が寄せられ、VTuber文化の「境界線」についての議論が巻き起こったのです。

これらのネガティブな反応は、確かに一部フォーラムでは目立ったものの、全体の称賛の波に比べればごく小さな存在でした
それでも、それらもまたこの転生劇の「物語」の一部となり、多くのファンがSabaやVTuber文化を誤解から守ろうとする動きを見せました。

そして今回の出来事の象徴ともいえるのが、デビュー前に巻き起こった“正体探しの推理合戦”です。
英語圏のファンはGuraの“秘密”をかなり早い段階で見抜いており、コミュニティの観察力と情熱、情報収集力の高さを如実に示していました。

Sabaが正式にデビューを果たした時点で、ファンの多くは「誰?」と問うことなく、「帰ってきた!」と喜びに沸いていたのです。

つまり、今回の反応は歓喜から議論まで幅広い感情が渦巻くものでしたが、総合的に見れば、Guraの転生は英語圏ファンにとって「祝福すべき出来事」だったと言えるでしょう。

あるファンの言葉を借りれば、

「たとえGuraが卒業しても、彼女の比類なきカリスマ性は消えない。」

そして、Sabaとして受けた熱狂的な歓迎こそが、Guraという存在が英語圏ファンの心に深く根付いている証なのです。

参考出典:


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プロフィール

著者
もふもふ
プログラマ。汎用系→ゲームエンジニア→Webエンジニア→QAエンジニア