PHPのOPcacheが有効かどうかを確認する方法

JavaScriptを有効にしてください

まえがき

PHPを使ったWebアプリケーション開発において、パフォーマンスの最適化は重要な課題です。その中でも、PHPの実行速度を大幅に向上させる「OPcache」は、サーバー負荷の軽減やレスポンス速度の改善に大きく貢献します。しかし、OPcacheが正しく有効になっていない場合、その効果を十分に享受することはできません。

本記事では、PHPのOPcacheが有効になっているかどうかを確認する方法を解説します。Webブラウザやコマンドライン、PHPコードを使った確認手順を丁寧に紹介しますので、ぜひご自身の開発環境でも試してみてください。

1. phpinfo()で確認する

簡単な方法として、phpinfo() 関数を利用してPHPの設定情報を表示させます。以下の内容でファイル(例: info.php)を作成し、Webブラウザでアクセスします。

php
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<?php
phpinfo();

表示されたページ内で「opcache」や「Zend OPcache」と記載されたセクションを探してください。そこにOPcacheに関する設定や情報が表示されていれば、有効になっています。

2. CLIで確認する

ターミナルで以下のコマンドを実行する方法もあります。

bash
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php -i | grep opcache
出力結果
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# php -i | grep opcache
/usr/local/etc/php/conf.d/docker-php-ext-opcache.ini,
opcache.blacklist_filename => no value => no value
opcache.dups_fix => Off => Off
opcache.enable => On => On
opcache.enable_cli => Off => Off
opcache.enable_file_override => Off => Off
opcache.error_log => no value => no value
・・・

この出力にOPcache関連の設定が含まれていれば、OPcacheが有効になっている可能性が高いです。

3. opcache_get_status() 関数を使う

OPcacheが有効の場合、opcache_get_status() 関数を利用して現在のキャッシュの状態を確認することができます。以下のようなスクリプトを実行してみてください。

php
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<?php
if (function_exists('opcache_get_status')) {
    $status = opcache_get_status();
    if ($status) {
        echo "OPcacheは有効になっています。";
    } else {
        echo "OPcacheは無効になっている可能性があります。";
    }
} else {
    echo "OPcacheはインストールされていません。";
}

このスクリプトを実行して「OPcacheは有効になっています。」と表示されれば、OPcacheは正常に動作しています。

あとがき

これらの方法で、OPcacheが有効になっているかどうか確認できます。用途や環境に応じて最適な方法をお試しください。


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もふもふ
著者
もふもふ
プログラマ。汎用系→ゲームエンジニア→Webエンジニア→QAエンジニア