PHPのempty()関数:初心者向けガイド

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前書き

PHPのプログラミングにおいて、empty()関数は変数が「空」かどうかを確認するのに便利な関数です。
この記事では、empty()の基本的な使い方といくつかの一般的な使用例を紹介します。

サンプルコードはPHP Playground で実行できます。

empty()関数の基本

PHPのempty()関数は、指定された変数が空かどうかをチェックします。
変数が存在しない、またはその値がnull、0、空の文字列、空の配列などの「空」と見なされる値の場合、empty()はtrueを返します。
基本的な構文は以下の通りです:

PHP
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<?php
if (empty($variable)) {
    // 変数が空の場合の処理
}

例:変数が空かどうかのチェック

文字列が空かどうかを確認

PHP
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<?php
$text = "";

if (empty($text)) {
    echo "テキストは空です。";
} else {
    echo "テキストに内容があります。";
}
実行結果
1
テキストは空です。

このコードは、変数$textが空の場合にメッセージを表示します。

配列が空かどうかを確認

PHP
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<?php
$fruits = [];

if (empty($fruits)) {
    echo "フルーツのリストは空です。";
} else {
    echo "フルーツがリストにあります。";
}
実行結果
1
フルーツのリストは空です。

このコードは、配列$fruitsが空の場合にメッセージを表示します。

empty()の応用

empty()関数は、フォームの入力値の検証、データベースからの結果の確認、配列の要素の存在チェックなど、さまざまな場面で役立ちます。

例1:フォームの入力値が空かどうかをチェックする

php
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<?php
if (empty($_POST['username'])) {
    echo "ユーザー名が入力されていません。";
}
実行結果
1
ユーザー名が入力されていません。

例2:データベースからの結果が空かどうかをチェックする

php
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<?php
// データベースからの結果を模擬した変数
$result = array(); // 結果が空の場合

if (empty($result)) {
    echo "データが見つかりませんでした。";
} else {
    echo "データが見つかりました。";
}
実行結果
1
データが見つかりませんでした。

例3:配列の要素が空かどうかをチェックする

php
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<?php
$data = array(
    'name'  => 'Bob',
    'email' => ''  // 空の値
);

if (empty($data['email'])) {
    echo "メールアドレスが入力されていません。";
} else {
    echo "メールアドレス: " . $data['email'];
}
実行結果
1
メールアドレスが入力されていません。

まとめ

PHPのempty()関数は、変数が空かどうかを簡単に確認するための便利なツールです。
この記事で紹介した基本的な使い方と例を参考にして、あなたのPHPプログラミングをさらに進化させましょう。

issetとemptyとの違いについては下記記事をお読みください。
PHPのisset()とempty():初心者向けの使い分けガイド


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もふもふ
著者
もふもふ
プログラマ。汎用系→ゲームエンジニア→Webエンジニア→QAエンジニア